そもそもマップ完成率とは何でしょうか.まずはこれをはっきりさせていきましょう.ひとことで言うと,マップ完成率はマップ全体のうち正しくマッピングされた部分の割合を表したものです.これを式で表すと次のようになります.
マップ完成率[%] = 正しくマッピングされた面積 / マップ全体の面積 × 100
これは言葉の意味そのままというか当たり前ですが,マップ全体とはどの部分をいうのか,正しくマッピングするということがどういうことなのかが分からないと結局マップ完成率自体も曖昧なままです.それぞれについて以下で見ていくことにします.
マップ全体というのは文字通り,縦32×横32のマップ62枚分の全領域を指しています. ← 取消日:2003/10/03
マップ全体というのは全マップ62枚のうち,Arenaを除いた61マップの縦32×横32の全領域を指しています.マップによっては入り込めないところもありますが,その部分も含めすべてがマップ完成率の対象です.
マップ完成率の算出時に正しくマッピングされたと認識されるのは次の領域です.
・未踏地点以外(≒オートマッピング済みの領域)
・正しく色が塗ってある未踏地点
アレスが歩くと立っている場所とその周りに自動的に色がつきます.これをオートマッピングと呼びます.オートマッピングで色がつく部分は未踏地点ではなくなり,その部分は正しくマッピングされたと認識されます.オートマッピングの後に他の色に塗り替えても原則としてマップ完成率には影響しません.ただしこれには例外があり,現在アレスのいる地点を白で塗るとその地点は未踏地点に戻りマップ完成率に悪影響を及ぼします.この場合には再度そこをオートマッピングすれば正しくマッピングされます.また,Nucleus 1でイレーズアイが移動したところも未踏地点に変わってしまうため再度マッピングが必要です.
マップのすべてのマスにはそれぞれ予め設定された「正しい色」があるようです.マップの初期状態の色である白は,どのマスにも「正しい色」として設定されていないようなので,そのままにしておくと正しくマッピングされていないとみなされてしまいます.したがって,どうしてもオートマッピングできない所は「正しい色」を自分で塗ることが必要です.
マップ完成率の算出時期は厳密にはクリア時点ではありません.正確には最終セーブ時の状態で算出されます.ここでいうセーブにはフロア移動時の自動セーブも含みます.大した違いはありませんが,知っていると最後の詰めの段階で何かの役に立つかもしれません.
各フロアのマップはそれぞれ32×32の大きさです.Brandish 2にはマップ完成率の対象となるマップが61あるので,全体のマスの数は,
32×32×61 = 62464 です.
この1マスが全体に占める割合は,
1 / 62464 × 100 ≒ 0.0016 % です.
このことから,マップ完成率0.01%は約6マスに相当することが分かります.実際,マップ完成率100.00%のデータを使って試したところ,自分で色をつけた未踏地点を1マス白く塗ると99.99%になり,6マスまでは同じく99.99%でした.これが7マスになると99.98%に下がります.
99.99%で行き詰っている場合には,これを使ってみると打開策が見つかるかもしれません.正しく色を塗った未踏地点を1マスずつ白く塗っていくと,99.99%から99.98%に下がるところが見つかるはずです.たとえば,5マス白く塗った時点で99.98%に下がったのなら,あと2マスで100%に到達することが分かります.
Written by Oka
作成日: 2002/09/23
更新日: 2003/10/03