守銭奴アレスの行動指針

取るべきアイテムは全部取る

 総合財産を増やすためには,必要なアイテムはすべて取ることがとても重要です.取りこぼしは総合財産減少に直接結びつきます.
 Brandish 2 では多くのアイテムを入手できます.アイテムの多くは宝箱の中や地面の上にありますが,中には敵を倒して入手するものや,開いている宝箱を一旦閉めてからもう一度開けると入手できるものもあります.
 このサイトではフロア毎にアイテム一覧を準備しましたので興味のある方は参考にしてください.

売るのはOK, 買うのはNG

 店でアイテムを売るときにはそのアイテムの価値の分の現金を得ることができます.つまり所持品総価値が減り,そのぶん所持金が増えることになります.ですからアイテムの売却によって「総合財産」が増減することはありません.アイテムの数はとても多いので,持ちきれないアイテムは売却していくことになるでしょう.

 次にアイテムの購入について考えてみます.店頭に並ぶほぼすべてのアイテムはその価値の約1.33倍(4/3倍)の値段で売られています.たとえばM.POTION(10回分)を店で買うとその値段は8000ですが,実際の価値はその75%の6000しかありません.つまり,店で物を買うと総合財産が減ることになります.あとこれは余談ですが,ある店では店頭価格が価値の実に170倍という超暴利商品を置いています.探してみるのも一興かと.

 続いて剣の打ち直しについて考えます.使った剣は壊れる前なら鍛冶屋で打ち直すことができます.この打ち直しの費用は回復させる使用回数1回につき剣の価値1回分の約1.17倍(7/6倍)かかります.たとえば,フレームソード(1回分の価値=1200)を打ち直した場合,回復させる使用回数1回につき1200×7÷6=1400の費用がかかります.つまり,鍛冶屋で剣を打ち直すと総合財産が減るということです.

武器は回数無制限,でも例外も‥‥

 武器には回数制限のあるものとないものの2種類があります.そのうち回数制限のある武器は使うたびに使用可能な回数が減り,同時に価値も減少します.このため原則として武器は回数無制限のものを使うことになります.

 ただしこれにはひとつ例外があり,そのときには回数制限のある剣を使うことになります.それは冥府の剣です.使用可能な冥府の剣の価値は0ですが,使い切って壊れた冥府の剣の価値は10Gなので,使い切ると財産が増えます.

使わないで済むアイテムは使わない

 武器以外でも薬や指輪のように,使うと減るアイテムは価値も減少するので使わないようにします.また,崩れかけた壁を壊すアイテムは大木槌のほかにもハンマーなどがありますが,価値が一番低いのは大木槌なのでこれだけを使います.

非常脱出を有効利用する

 Ctrl+B+ロードで非常脱出できます.守銭道ではレベルが下がることを恐れずに積極的に使っていきます.守銭奴アレスはレベルが下がることより財産が減ることのほうを恐れます.

道具は吟味して使う

 合鍵と大木槌は進行上とても重要なアイテムです.どちらも使わずには先に進むことができませんし他のアイテムも入手できません.しかし無条件に使ってしまうのでは無駄が出てきます.進行上必須ならともかく,合鍵より価値の低いアイテムを取るために合鍵を使って宝箱を開けることや,その先に何もない場所で大木槌を使うことは無駄になります.また,価値150の大木槌を3回使って価値450以下のアイテムを入手することもまたナンセンスです.無駄のない道具使用のためには,費やした価値以上のものを手に入れることが必要です.

大木槌は足りない

 合鍵と大木槌はクリアに必須の消耗品という意味で総合財産的には同じ種類のアイテムですが,ブランディッシュ2全体を通して考えると相違点があります.合鍵は全部で186個入手できますがこれをすべて使い切ることはありません.一方,大木槌は66回分入手できますが,実際には90回以上使います.つまり大木槌は店で不足分を購入することになります.このことが合鍵と大木槌の使い方に違いを生んでいます.

 まずは,合鍵の価値は70〜80,大木槌の価値は150であることを踏まえて,次の3種類の状況を想像してみてください.

  1. H.POTION[2](価値=150)が鍵のかかった扉の向こうにある
  2. 復活の指輪(価値=750)が崩れかかった壁の向こうにある
  3. レザーシールド(価値=600)が崩れかかった壁の向こうにある

 さてクイズです.この中でアイテムを取ることが不適切なものはどれでしょうか?

価値650以下の場合は大木槌を保留

 それでは答えです.どの場合も使った道具以上の価値のアイテムを入手できるので,特に問題がないようにも見えますが,3番の場合は取りに行かずに一旦保留するのが正解です.

 なぜ3番の場合は取らないほうがいいのでしょうか.次のような状況を想定して説明します.いま手持ちの大木槌は5回分(価値=750)あり,大木槌を使わないと取れないアイテムが6箇所にあるとします.内訳は価値=10000のものが5個,価値=600のものが1個だとします.このとき,

A. 価値10000のアイテムに対して大木槌を使い,残りのアイテムは取らない場合,
   10000×5 = 50000
     ↑
   入手アイテム

B. 足りない大木槌を購入し,すべてのアイテムを入手する場合,
   10000×5+600 −2000  +1500   −150 = 49950
    ↑   ↑   ↑    ↑     ↑
    入手アイテム 購入金額 大木槌価値  消耗分
    ※大木槌はUnder Castleの闇屋で購入(回数10,価格2000,価値1500)

 このように,先に価値600のアイテムのために大木槌を使ってしまうと後で困る可能性があるということが分かると思います.こんなときは一旦保留して,最後に大木槌が余ればそのアイテムを取る,余らなければ取らない,という風にすれば問題ありません.Bの式から分かるように,大木槌使用を保留すべきかどうかの判断基準は入手できるアイテムの価値が650より高いか低いかです.

 大木槌と合鍵を使うときの基準をまとめると次のようになります.

大木槌の使用基準
アイテムの性質使用可否
クリアに必須
価値150以下
価値160〜650保留
価値660以上
合鍵の使用基準
アイテムの性質使用可否
クリアに必須
価値70以下
価値80以上


アイテムまとめは慎重に

 同じ種類の薬や指輪,道具はまとめることができます.これを使って若干稼ぐことができます.これについては次で述べることにします.


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Written by Oka
作成日: 2002/09/16
更新日: 2002/09/16